「…何の病気なの…?」




「…ッ感染性心内膜炎ってゆうらしいの…ッ全身性の感染性。」




信じられない様子で、戸惑い困惑する智美に、亜希子は静かに話していった。






「…ッ亜希ちゃん誰にも相談出来なくて苦しかったよね?

…気づいてあげられなくてごめんね。」




「ッううん。…瑛奈が1番辛いのは分かってても…

私自身が本当にもう限界でッ…ッ…」




亜希子はこれまで抱えてきた全てのモノを智美に静かに話していった…




瑛奈は既に目が見えなくなっている事も。






涙を流しながら少しずつ話を続ける亜希子に、智美もショックの色を隠せなかった…




智美はそんな亜希子を慰めるように、優しく手を握って話を聞いていた。