「うん、凄いカッコイイよ♪」




「そっか!じゃあ、きぃちゃんとお似合いだね♪」




瑛奈の話に、綾香は嬉しそうに言った。






「…(苦笑)でも、きぃはその人に嫌われちゃったから。」




「…何で??きぃちゃんの事嫌いじゃないよ?きぃちゃんが好きだよ。」




陸斗の事を思いだし、悲しそうに笑う瑛奈に、綾香は不思議そうに言った。






“ナデナデ”




「…ッ…ッ…」




「…きぃちゃん何処か痛いの?」




綾香に言われた言葉が…




陸斗に言われたような気がした。






“瑛奈好きだよ”




本当に陸斗にそう言われている気がしていたんだ。




そんな瑛奈に、綾香は頭を優しく撫でると心配そうに言った。






「ッごめんね。…綾香ちゃんは好きな男の子いるの?」




「あのね~あや、たっくんが好きなの♪」




涙を拭い、小学生に慰められている自分に、思わず笑いが零れた。