「…これはね…好きな人に貰った大切なネックレスだよ。」




「キレイだね♪…きぃちゃんの宝物なの?」




綾香の言葉に、戸惑いながらも瑛奈は笑顔で答えた。






「…うん。宝物だよ♪」




「そうなんだぁ。…ねぇ、きぃちゃんの好きな人はどんな人なの?」




幸せそうに微笑む瑛奈に、綾香も嬉しそうに笑った。






「きぃの好きな人はねぇ…意地悪で強引で、女の子の気持ちが全然分からない人なんだぁ(笑)」




「??…きぃちゃんはその人が好きなの?」




瑛奈の話を聞き、綾香は不思議そうに言った。






「(笑)でもね、本当に真っ直ぐで、凄く優しくて…きぃの事いつも助けてくれるスーパーマンみたいな人なの♪」




「きぃちゃんの好きな人はスーパーマンなんだぁ?凄いね♪カッコイイの~?」




幸せそうに話す瑛奈に、綾香は本当に嬉しそうに笑いながら話を聞いていた。