「綾香ちゃん、今日は何して遊ぶ?」




「あのね、あや、絵本読んでほしいの♪いい?」




あまり元気がない瑛奈も、こうして綾香が遊びにくると、優しい笑顔で笑っていた。






「いいよ。ここにおいで♪」




「…うん♪」




瑛奈は笑顔でベットを“ポンポンッ”と叩くと、綾香は嬉しそうに瑛奈の横に座った。









「昔むかし~~~…」






「…きぃちゃん、それ何付けてるの?」




絵本を読み始めた瑛奈の首に付いている物に、気がついた綾香は不思議そうに言った。