「…?はい(笑)…あっ瑛奈に…海斗が心配してるって伝えて下さい。
優依も母さんも心配してるから…たまには連絡しろって☆」
「…伝えておくわ。…他にも…陸斗君からはある?」
陸斗の言葉に、亜希子は何かを求めるように言った。
「…俺はもう大丈夫だから…気にするなって伝えて下さい。…瑛奈が笑っていられれば、それでいいって。」
「…うん…伝えておく。」
陸斗は苦笑いをしながら言った…
自分のせいで瑛奈が、智美や海斗とも気まずくなるのは嫌だったから…
平気なフリをしてみせた…
瑛奈を困らせない為に。
「…じゃあ。」
「あっ陸斗君……陸斗君は今は幸せ?」
「………はい。」
「…ッそっか。…またね。」
亜希子の問いかけに、陸斗は言葉を詰まらせながらも、力なく微笑みながら答えた。

