「…瑛奈…元気ですか?」
「ッあっうん。元気よ♪…陸斗君は最近どう?」
少しの沈黙の後、陸斗は瑛奈の事を聞くと、亜希子は笑顔で答えた。
「…そうですか。瑛奈が元気なら良かった。…俺も元気ですよ☆」
「…そう。それなら良かったわ♪」
陸斗は瑛奈の話を聞け、笑顔を見せた。
「…じゃあ、もう遅いんで。」
「…ッあっ陸斗君!」
丁寧にお辞儀をし、その場を立ち去ろうとした陸斗を、亜希子は呼び止めた。
「…?どうしたんですか?」
「…ッ…気を付けて帰るのよ。」
呼び止められ、不思議そうに振り返った陸斗に、亜希子は言葉を詰まらせた。

