「本当に今日はいい天気だわね♪」




「…ママ…陸斗は元気?」




昼食を終え、亜希子は病院の広場まで瑛奈を連れ出し、散歩をしていると瑛奈は口を開いた。






「…元気よ。瑛奈に会いたがってるわよ♪」




「ッそっか…陸斗元気なんだ…良かった…」




亜希子は驚いた…




どれ位ぶりだろうか?




瑛奈が心から笑っていた。






亜希子の口にした、陸斗の話1つで…




本当に嬉しそうに笑っていたんだ。






自分はどんどん病気が進行していく中で…




陸斗の…




愛する人の幸せ1つで…




こんなにも笑顔になれるんだ。