「陸斗は出来上がるまで見ちゃダメだから部屋に行ってて♪」




「はいはい(笑)んじゃ、出来たら呼んで♪」




2人は家に着くと早速瑛奈は智美と優依とケーキ作りに取り掛かると、陸斗はリビングを追い出された。









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「ハァ…(あれ以来、瑛奈とキスしてないなぁ~…)」




陸斗は部屋で1人考え事をしていた。






付き合う前までは側にさえいられれば良いと思っていたのに、だんだん一緒にいるだけでは物足りないと思うようになっていた。






あの告白以来、手はいつものように繋いでいるが、キスはあの時以来するタイミングが分からずにいた。