‐次の日‐














「あら、陸ちゃんおはよう☆ずいぶん早起きね?」




「…おはよう。」




陸斗は朝早くリビングに行くと、智美は朝食の支度をしていた。






「………。」




「陸ちゃんが早く起きるなんて珍しいわね(笑)雪でも降るのかしら?」




笑顔で冗談交じりに話す智美に、陸斗は何も返す事はなく、玄関へと向かった。






“バタンッ”




「…っ陸ちゃん!?何処に行くの!?」




玄関のドアが閉まる音に気づいた智美は、急いで玄関へと向かったが、既に陸斗の姿はなかった。