‐数時間後‐














あれからどれ位の時間が経っただろう?






立ち去る瑛奈の後ろ姿を見る事すら出来なかった陸斗…




もし、瑛奈に原因があって別れを切り出してきたのなら、陸斗は瑛奈を手放す事はなかった…




でも、自分のせいでまた、瑛奈に別れを切り出させたとゆう事に、陸斗は瑛奈を呼び止める権利はないと思った。






「(笑)ハッ…(…俺、何1人で浮かれてたんだ?

…俺だけ勝手に浮かれて…幸せだと思ってた

……永遠に瑛奈と一緒にいられるって…)」




瑛奈と寄りを戻せた事で陸斗は、過ちを犯す前の関係に戻れたと思っていた…




でも、瑛奈の気持ちは元に戻る事はなかった…






陸斗は1人、海を見つめながら自分がしてしまった、罪の重さに改めて気づかされていた。