「………。」




陸斗の言葉を静かに聞いていた瑛奈の目から涙が零れた。






「!?あっ瑛奈ごめん…俺が言った事忘れ…ン!?」




瑛奈の涙に気が付き焦った陸斗に、その言葉を途切るように瑛奈は唇を合わせた。






「…エヘヘっ♪この前の陸斗の仕返し♪…あっビックリしたぁ?」




「………。」




あまりの急な瑛奈からのキスに、訳がわからず陸斗は放心状態でボーっとしていた。






「…きぃも陸斗が好きだよ♪…ずっと昔から陸斗だけが好き。」




「…ッマジで!?」




瑛奈のその言葉に我に返った陸斗は、思わず聞き返した。






「陸斗は鈍感すぎるんだよ…

あっでも、陸斗の気持ちに気づかなかったきぃも鈍感かぁ(笑)

でも、何で海…ンッ!!…」




恥ずかしそうに笑顔で話す瑛奈に、陸斗は話を途切るようにキスをした…




…今度は長い長いキス。