「あれ?あそこにいるのって俊介さんじゃない?」
「あっ本当だ♪…ッ俊ちゃん!」
帰り支度を終えた2人は校門を出ると、そこには浩美の彼氏の俊介がいた。
「おう、浩美お疲れ!瑛奈ちゃんも久しぶり☆」
「久しぶりです♪」
「って、俊ちゃんどうしたの~?」
「浩美が見たがってた映画のチケット貰ったから、行こうと思って☆
もしよかったら、瑛奈ちゃんも一緒に行かない?」
「いえ、浩美ちゃんと2人で楽しんできて下さい♪」
2人の姿に気がついた俊介は声を掛けると、映画に誘った。
「何で~?きぃちゃんも一緒に行こうよ♪
…!!あっ陸斗君か!」
「…うん(照)」
断る瑛奈に残念そうにすると、浩美は思い出したように言った。
「じゃあ、また映画の感想とか聞かせてね♪」
「うん、じゃあまたメールするね!陸斗君にもヨロシク~♪」
浩美は少し残念そうにしながらも、俊介の車に乗り込んでいった。
「…浩美ちゃんと俊介さん本当にお似合いだな~♪」
走り去っていく車を見送りながら、瑛奈は微笑みながら呟いた。
大学生の俊介は大人で、浩美と本当にお似合いで、瑛奈には理想のカップルだった。

