「…夢とかあるのか?」




「夢…夢とゆうか、大学に入って駅伝に出て優勝したいです!

…1人で走るのも好きなんですけど、駅伝みたいに仲間とたすきを繋げて完走ってゆうのが憧れてて。」




「…オリンピックとかは夢じゃないんだ?」




「はい。大学卒業したら…大好きなマラソンもって思うんですけど…やっぱり結婚…(照)」




駒井の質問に瑛奈は照れながら答えた。






「(…桜井)…そっか。いい夢だな♪」




「はいっ♪」




“結婚”とゆう“夢”を本当に…




嬉しそうに…




幸せそうに…




照れて俯きながら微笑む瑛奈を見て、駒井は何も思わずにはいられなかった。






「あっじゃあ、また明日部活で♪

色々話し聞いてくれてありがとうございました☆」




「いや、俺でよかったらいつでも聞くし、また話してよ☆

じゃあ、気を付けて帰れよ!」




瑛奈は笑顔でお辞儀すると、駒井に見送られながら帰っていった。