「…きぃも陸斗の永遠がほしい。」




「俺の永遠はとっくの昔から瑛奈のモノだよ。」




“永遠”を意味する事は陸斗にとっても瑛奈にとっても、同じ事を指していた。






“永遠”なんて何があるか分からないけど…




このキモチだけは変わらずにいれると…




この時幼い2人は強く思っていた。









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「そろそろ帰るか♪」




「うん、陽も落ちてきたね。」




長い間、小さい頃の話からこれからの事を語り合った頃、すっかり陽も落ちかかっていた。






「また一緒に来ような♪」




「うん♪お互いに話したい大切な事とか…

辛い事とか、喧嘩した時には、ここに一緒に来て話そうね。」




「おう☆瑛奈も何かあったらいつでも言えよ。」




「…うん♪」




2人は指切りをして約束を交わすと…




陽が沈んでいく海を見つめながら、その場を後にした。