‐数ヵ月後‐














卒業式














「もう中学も卒業か~!3年間なんてあっという間だったな。」




「そりゃ陸斗みたいに色々あり過ぎちゃ、3年間なんてあっという間だろうよ(笑)」




残りの中学生活を受験勉強に、様々な事を乗り越え…




幸せな日々を送った陸斗と海斗と瑛奈も、とうとう中学を卒業する日になっていた。






「あのッ陸斗先輩…」




「ん?どうした?」




「よかったら一緒に写真撮って下さい☆」




「いいよ~♪」




陸斗と一也と圭吾は3人で卒業証書を手に、笑い合う中、次々と陸斗達のボタンや写真を求めてくる後輩や学年の女子が絶えなかった。









「んじゃ、俺ちょっと行ってくるわ!」




「あぁ、瑛奈ちゃんだろ?行ってこい☆」




「え~!陸斗もう行っちゃうの?

でも、夜の打ち上げにはもちろん来るでしょ?」




「わりぃ、打ち上げには少し顔出すと思う!じゃーな♪」




陸斗はそう言うと、群がる人を掻き分けるように、その場を後にした。