「…私も海斗が…好きだよ。」




「えッでもッ…」




「…ごめんね…不安だったの…

海斗は本当に私でいいのかって…

…私も海斗が好きだよ。」




「ッ俺も……俺も由奈が好きだよ。」




後ろから抱き締めている由奈の手を解くと、前を向き直し、海斗はもう一度言った。






……………






“チュッ”




2人は見つめ合うと、長い沈黙の中、ゆっくりと…




お互いが引き付けられるようにキスをした。









「(照)ッじゃあ、また明日学校で。」




「(照)ッうん。また明日ね☆」




長い口づけの後、少し話した後、由奈に見送られながら海斗は帰っていった。









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「…由奈…」






「…海斗…」




家に着いた2人だが、お互いの事を想わずにはいられなかった。