‐1時間後‐














「…スウスウzzz」




「…はぁ~。今何時だ…ッん?」




目を覚ました陸斗は、隣で寝ている瑛奈の姿に気付くと驚いた。




陸斗が起きるのを待っていた瑛奈は、いつの間にか自分も寝ちゃっていたのだ。






「(ん!?瑛奈!?何で!?夢!?)」




瑛奈が自分の隣で寝ている事に、陸斗は混乱していた。






「ん~…?あっ陸斗起きた?…おはよう♪」




「ッおはようじゃねーよ!何で俺のベットで寝てんだよ!?」




暫く寝起きの頭を一生懸命フル回転させ、整理をして理解しようとしていた陸斗に、瑛奈は目を覚ますと笑顔を見せた。






「…陸斗がなかなか起きないから眠くなっちゃったんだもん。」




「はぁ~?」




その言葉に陸斗は怒りながらも、久しぶりに見た瑛奈の寝顔に正直ドキドキしていた。