「由奈ちゃんは海斗の見た目とか、頭の良さで好きになったん?」
「…え?…違うよッ!!
海斗君は全然女の子とは喋らないし…
私が初めて話しかけた時も凄く冷たかった…
でも、ハンカチ落とした時に拾って追いかけてきてくれたんだ…
その時、海斗君は本当は凄い優しい人なんだって気づいたの。
普段は全然笑顔とか見せないのに、桜井さんとか大切な相手にはいつも凄い優しい顔で笑ってて…
大切な人を大切に出来る人なんだなって思った。」
陸斗の問いかけに、由奈は嬉しそうに…
本当に幸せそうに微笑みながら海斗の話をしていた。
「プッ!!(笑)由奈ちゃんの海斗に対するキモチは十分伝わったよ♪
本当に海斗の事大好きなんだな(笑)」
「(照)そッそんな事ッ…~~~」
止めに入らなきゃ永遠に海斗の話を続けそうな勢いの由奈に、陸斗は思わず吹き出すと、由奈は顔を真っ赤にさせて目を伏せた。

