「陸斗が瑛奈ちゃんに冷たくするなら俺がもらっちゃおうかな♪」




“グイッ”




「…!!ッ瑛奈だけにはちょっかい出すなよ?」




冗談で言った一也の一言に、さっきまでそっけなかった陸斗だが、顔色を変えると一也の胸ぐらを掴んだ。






「ッオイ!!陸斗やめろよ!一也も変な事言うな!」




「…何だよ。やっぱり陸斗、瑛奈ちゃんの事好きなんじゃん(笑)

…ってか、冗談だよ!友達の好きな相手に手出さねーよ♪」




圭吾は慌てて2人をなだめると、一也は笑顔で陸斗に言った。






「!!…いきなりごめん。

ってか、一也も変な事言うなよ(笑)

まぁ、一也には瑛奈は絶対落とせねーけど♪」




「何だよそれ!ヒデーな(笑)」




「アハハっ!そうそう一也には無理♪」




一也の言葉に我に返った陸斗は謝罪すると、お互いに冗談を言い合いながら3人に笑顔が戻った。