‐数日後‐














“ガラッ”




「あっえっ!?…何だ、海斗か(笑)」




「…お前等何やってんの?」




海斗は担任に頼まれ視聴覚室に行くと、クラスの男子達がDVDを見ていた。






「えっまぁ(笑)……コレだよ♪」




「………!!」




海斗の問いかけに男子達はDVDの電源を入れた。






「…どう?(笑)俺の兄貴の持ってきたんだけど、海斗もこっち来て見ろよ♪」




「…ッ…」




テレビの画面に写し出された光景に…スピーカーから聴こえてくる音に…海斗は釘付けになり、何も言葉を返す事が出来ずにいた。






“ガラッ”




「あっヤベッ…!!」




「…あれ?みんなで何してるの?」




画面に釘付けになっていた所に、ドアを開く音と共に由奈が入ってくると、急いでDVDの電源を切った。






「…ッ何でもねーよ♪じゃーな!!

あっコレ、海斗に貸しておくからさ☆」




「えっちょッ待てよッ!!」




男子達は素早くDVDをデッキから取り出すと、海斗に渡し足早にその場を去っていった。