‐日曜日‐
「おっ桜井☆ごめん、待った?」
「ううん☆…でも、まだみんな来ないね。」
日曜日の午後、瑛奈は健介との待ち合わせ場所にいた。
「あ~…待ち合わせ時間変わって、桜井に言うの忘れてたんだ(汗)
…とりあえず俺達だけ先に行ってよ☆」
「(?)…そうなんだ。じゃ、行こ♪」
健介の言葉に不思議に思いつつも、2人は歩きはじめた。
「…カラオケ?」
「うん、桜井はカラオケとかよく行く?」
健介はカラオケ店に入っていった。
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「ねぇ陸斗、何歌う~?」
「あゆみは何歌うん?」
瑛奈と健介がカラオケの部屋に入って行く時、丁度陸斗とあゆみもカラオケに来ていた。
「あっ陸斗、あれって瑛奈ちゃんじゃない?」
「どれ?………。」
順番待ちをしている中、あゆみは瑛奈の存在に気がつくと、陸斗に言った。
「…あの男の子誰だろ?瑛奈ちゃんの彼氏かな♪?」
「………。」
あゆみが話す中、陸斗はそれ以上何も言わず、無言でいた。
「…陸斗?」
「…!?え?ごめん、何??」
あゆみの言葉に割れに返ると、陸斗は明るく言った。

