「…ちょっと公園で話さない?」
「…うん…」
2人は学校を出ると他愛もない会話をしながら少し歩くと、家の近くの公園に入っていった。
「この公園で昔よく3人で遊んだよね☆
…きぃ、女の子なのに、海斗と陸斗に負けない位活発だったしね(笑)」
「そうだったね(笑)…本当懐かしいな…公園が小さく感じる。」
公園に入りベンチに座ると、これから話す内容に、緊張でイッパイイッパイながらも、あいづちを打つ海斗に、瑛奈はゆっくりと話し始めた。
「(笑)陸斗と同じ事言ってる。
……ねぇ、海斗…」
「……うん?」
少しの沈黙の後口を開いた瑛奈に、海斗は息を一飲みすると、瑛奈の方を見てあいづちをした。

