「(…どうしよう…海斗があんな事言うなんて…

…海斗がきぃの事を好き??)」




瑛奈は家に着くと、1人部屋で海斗の言葉を思い返していた。






“俺と陸斗を離して、ちゃんとよく考えてから返事聞かせてよ”




この言葉が瑛奈の頭にずっと残っていた。






「(…陸斗にはもうあゆみちゃんってゆう相手がいるしね…。

陸斗がどうだから断るんじゃなくて、今までの海斗を1人の男の人として考えてちゃんと答えをだそう。)」




ずっと瑛奈にとって海斗は身近な存在で、何でも相談出来て、いつも自分に優しく、大切にしてきてくれていた。




でも、恋愛感情としては陸斗以外を考えた事がなかった事に、海斗の言葉を思い返し、ちゃんと考えて答えを出す事にした。