「…うん(照)残さずに食べてよ!?」




「はぁ!?こんなに食えねーよ(笑)」




陸斗の反応に嬉しそうな表情を見せる瑛奈の姿に、海斗もあゆみも何も想わずにはいられなかった。









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「海斗の部屋久しぶりだ~♪」




「うん。…そういえば瑛奈、陸斗と仲直り出来たんだ?」




「仲直り…うん。…心配かけてごめんね?」




「…本当だよ。…瑛奈、陸斗と喋れない間すごい寂しそうだったもんな?(笑)」




申し訳なさそうにする瑛奈に、海斗は冗談っぽく笑顔で言った。






「(照)そッそんな事な…!?!?……海斗……どうしたの?」




「……俺じゃダメなのか?」




照れながら否定しようとした瑛奈の言葉を途切るように、海斗は瑛奈を抱き締めた。






「ッえ!?…ッあっ!!海斗からかうつもりでしょ(笑)」




「…俺はからかってこんな事しない。

…瑛奈が好きなんだよ。

……俺じゃダメ?」




戸惑いながらも笑顔で腕をほどこうとした瑛奈に、海斗は強く抱き締めながらもう一度言った。