「…うん(照)残さずに食べてよ!?」
「はぁ!?こんなに食えねーよ(笑)」
陸斗の反応に嬉しそうな表情を見せる瑛奈の姿に、海斗もあゆみも何も想わずにはいられなかった。
===
「海斗の部屋久しぶりだ~♪」
「うん。…そういえば瑛奈、陸斗と仲直り出来たんだ?」
「仲直り…うん。…心配かけてごめんね?」
「…本当だよ。…瑛奈、陸斗と喋れない間すごい寂しそうだったもんな?(笑)」
申し訳なさそうにする瑛奈に、海斗は冗談っぽく笑顔で言った。
「(照)そッそんな事な…!?!?……海斗……どうしたの?」
「……俺じゃダメなのか?」
照れながら否定しようとした瑛奈の言葉を途切るように、海斗は瑛奈を抱き締めた。
「ッえ!?…ッあっ!!海斗からかうつもりでしょ(笑)」
「…俺はからかってこんな事しない。
…瑛奈が好きなんだよ。
……俺じゃダメ?」
戸惑いながらも笑顔で腕をほどこうとした瑛奈に、海斗は強く抱き締めながらもう一度言った。

