「ただいま~!」




「お邪魔します♪」




海斗と瑛奈が家に着くと、既に玄関まで甘い匂いが漂ってきていた。






「あぁ~!おかえりなさぁい♪きぃちゃん早くケーキ作ろッ♪」




「きぃちゃんいらっしゃい♪

久しぶりに一緒にお菓子作れるから嬉しくって、先にクッキー焼いて待ってたのよ♪」




「本当ですか~?じゃあ、美味しいケーキ作りましょうね♪」




久しぶりのお菓子作りに嬉しそうな瑛奈と智美と優依の姿を見ると、海斗は笑顔でその場を後にした。









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「…どう~?順調に進んでる?」




「あっ海斗♪順調だよ♪」




「優依ねぇ~海兄ぃにチョコ付いたの作ってるの♪」




海斗がしばらくしてリビングに戻ると、3人はケーキのトッピングに取りかかっていた。






「優依、お兄ちゃんにチョコケーキ作ってくれてるの!?

…優依は本当にカワイイよな~♪」




「エヘヘヘッ♪」




海斗は笑顔で優依の頭を撫でながら言った。