“プルルップルルルルッ”




「…はい…」




「あゆみ?家の前着いた。」




「…分かった。」




陸斗は家の前に着くとあゆみに電話をした。






“ガチャッ”




「おう☆急にごめんな。…今大丈夫?」




「…うん。…大事な話?」




あゆみがドアを開けると、そこには陸斗が満面の笑みで立っていた。




あゆみは今から別れ話ではないか…とゆう不安で笑顔を返す事が出来なかった。






「…大事ってか、気にしてるみたいだから

ちゃんと話しておいた方がいいと思って。」




「…うん。」




あゆみは陸斗の話す言葉に、目を見ようとはせずにあいづちをした。






「瑛奈の事なんだけど…俺と幼なじみって事は知ってるよな?」




「…うん。」




「…中1の時付き合ってたんだ。」




「…うん…友達に聞いた。」




静かに話す陸斗の言葉に、あゆみはそっけなく答えた。