‐次の日‐














「みんなおはよ~♪」




「あっあゆみおはよう☆」




月曜日の朝、あゆみが登校すると、仲の良い友達は既に教室にたむろっていた。






「陸斗とは最近どう~?」




「えっ?何が?(照笑)」




友達の思わぬ問いかけに、あゆみは何故か反射的に顔が赤くなっていた。






「…いや、一昨日陸斗が…」




「ッちょっと!!やめなよ!!」




陸斗の事を話そうとした友達の言葉を途切るように、別の友達が話を止めた。






「…え??何??一昨日??陸斗がどうしたの??」




「いや、何でもないよ♪…そうだ☆

久しぶりに女子だけでカラオケ行かない?」




無理に話題を変えようとする友達に、あゆみは不自然に思い聞き直した。






「え~気になるから教えてよ?」




「…一昨日の夕方に陸斗がきぃちゃんと2人で公園に…」




「え!?……何時頃?」




さっきまで明るく話していたあゆみは、その言葉を聞くと一瞬にして表情を曇らせた。