‐昼休み‐














「陸斗遅いぞ~!(笑)」




「…ウルセーな。ほら買ってきたぞ。」




賭けに負けた陸斗はみんなの飲み物を自腹で買いに行かされていた。






「って、コーラは!?」




「身体に悪いと思って、親切に野菜ジュース買ってきてやったぞ♪(笑)」




みんながリクエストしたモノではなく、陸斗は野菜ジュースを買ってきた。






「ふざけんなよ~!」




「俺をパシリに使ったのが悪かったな♪(笑)

…ってか、そんなに嫌なら飲むな。」




「…しょうがないからコレで我慢するか♪(笑)」




ふざけながらそんな会話をすると、陸斗は席に戻っていった。






「はい♪」




「…えっ!?」




「…オレンジジュース好きじゃない?」




陸斗は席に戻ると、隣に座っているあゆみの机にジュースを置いた。






「好きだけど…くれるの?」




「おう☆ってか、1000円♪」




陸斗は満面の笑みであゆみに手を差し出した。






「…えっ!?」




「あゆみが女だったせいで、1000円使わされたから♪」




陸斗は転校生の性別で賭けていて、あゆみが女だった為に賭けに負けた事を話していった。






「あっごめん(汗)今1000円なくて…。」




「プッ!!冗談だよ!オレンジジュースは俺からの転校祝いのプレゼント♪」




本気で焦っているあゆみに陸斗は思わず吹き出してしまった。