時を分かつ

コウダイは自宅に帰って寝た。

映像が跳んだ。

コウダイが起床した時間まで跳んだみたい。


コウダイは両親に挨拶をしてご飯を食べてる。


…私もお腹空いたな。


「ちょっと出かけてくる。」


コウダイは家を出て行った。

行き先はネットカフェ。


コウダイは自分のパソコン持ってないんだよね。

私のパソコンの最初の立ち上げをやってくれたのに。


「こっから、ここまでの距離。

多少混んでても30分。


混んでないと、15分。」


コウダイは病院から事故の場所までの距離を測って、救急車の到着時を計算してる。


「休日だからな。

救急車とは言え、時間がかかるな。

それから、救急車が出るまでの時間がかかるしな。」



また、映像が跳んだ。


午後みたい。


コウダイは本屋にいるけど、何か買うのかな?


立ち読み。

週刊の漫画雑誌、わざわざいつも立ち読みしてるけど買えば良いのに。


あれ、コウダイの集めてる漫画だ。

何冊か他のも持ってる。

漫画の新刊かな?


「…。

これ、まぁ、買ってくか。」


コウダイが今手にとった漫画、私の集めてるやつだ。

発売日がいつも不定期だから出てるの知らなかったな。

後で買おう。