学校に着き
クラスが書かれた紙に
目を移す

「1ー1」と書かれた紙の中に
私の名前があった


ー木ノ下結衣ー


私は1ー1の教室へと
向かう


中学が同じだった子たちは
固まって喋っている

まだ友達がいない子たちは
静かに席についている


私も自分の席を
確認して席につく


ぐるりと教室を見渡すと
ある子と目が合った

するとその子が
私の方へ向かって
歩いてきた