サクラ誘惑





バシン!と鞄をさとるのお腹に当てる。


「変態なんだからっ!」


「ははは、怒りやすいなあさくらは」


呑気に笑ってるさとるを見て、益々怒りが募る。


本当変態なんだから!



「あれ、桜先生と…佐原さん?」


声の方に振り返って見れば、そこには綺麗な黒髪を揺らした佐藤先生がいた。


「あ、どうも。佐藤先生」


パッと私から離れて、あの上辺の笑顔を作るさとる。


「桜先生と佐原さん…なんで一緒に?」


「たまたまここで会ったんですよ。だから私が声を掛けまして」


なっ、と言うように私に同意を求めてくるさとる。


まぁ、確かに間違いではないよね…。