サクラ誘惑





…は!?


「聞いてないっ!なにそれ!」


「ごめんなー言ってなくて」


はははと笑う仮教師。


その笑い方が相変わらずうざい。


てゆーか謝る気ゼロだし。


「ほらほら、そんな所突っ立ってないで入れよ」


そう言って教室の中を促す仮教師。


私は教室の中に入って、キョロキョロと見渡す。


たくさんの資料のような紙に、教科書、参考書、それに辞書まで置いてある。


「前いた先生は凄いよな〜」


なんて言いながら、私が見ていた本棚を眺める仮教師。


「でもオレ、こんなに資料なくても高校の問題、楽勝なんだよな〜」


そう私に向かってガキっぽく笑う仮教師。