雪・時々晴れ

「もしもし?ごめんな」


「なに?忙しいの?」


「違う違う、チョット自分の部屋に電話まわしただけ」


「なんだ…せっかく“やぁ”って言ったのになぁ」


「あぁ~そやな。とぅとぅ…とぅ」


「何だそれ!昼間は何か吐きそうになってるし…変な奴だな」


「…最悪や…」


「はーはっは!」


「はは…」


「こないだの話だけどさ…」


「うん」(来た!)


「俺、また会って話ししたいんだけど…」


「そーなんや…いいよ」


「じゃあ今度の日曜に迎えに行くわ」


「何時?」


「昼…12時でもいい?」


「いいよ。じゃあ待ってるわ」


「解った。じゃーね」


「はーい。じゃーね」


《ピッ》


(…会いたいって事は脈ありってことかな…友達になろうって宣言かもしれんしな…それはそれで受け入れたらいいんかな…)


考えても答えなど出ないと思い普段通りに生活をしてみたが気付けば小田君のことばかり考えていた。


(めっちゃ楽しいもんな…奴ってば。
これ以上関わるとどんどん好きになってしまいそうや~。とういか関わりたいし会いたい…どーしらいいの?彼女みたいな人が居るのに…)