お姫様だっこをされたまま中に入ると羅威くんは、受付けの机の上に私を乗せる。 「羅威くん?」 羅威くんは私の肩におでこをつけた。 「すげー焦った…」 焦った? 「どうして?」 「アイツにお前、とられるんじゃないかって…」 「へ…?」 「お前、さっき言ったろ?もしアイツと付き合ったらどうするって…」 言った…けど。 「だって、羅威くん無関心だったじゃないですか…」 「あれは!……」 顔を上げて勢いよく言った羅威くんの顔はみるみるうちに赤くなっていく。 「その…言ったら切りがねーから」