私のメガネくん 短編



女の子が羅威くんの腕に手を絡める。


やめて、触らないで…。


羅威くんと付き合ってるのは私なのに…。


いつもそう、ヤキモチ妬くのはいつも私…。


羅威くんはいつも普通で、冷静で…。


羅威くんは私の方を見る。


私はすぐに目をそらした。


こうなったらとことん無視してやる…。


やっとみんなが出て行く。


図書室には私と羅威くんの2人だけ。


コツコツコツ


羅威くんの足音が響く。


私のところに来ると足音がやんだ。