私のメガネくん 短編



図書室に入ると羅威くんは仕事をしていた。


椅子にすわって借りた人の名前と本の名前をファイルに書いている。


真面目だなぁ…。


「あかり?来てたのか」


羅威くんは仕事をしていた手を止める。


「ごめんなさい…遅くなって…」


2人っきりになれる唯一の時間なのに…。


「別にいいけど、なんかあった?


「うん、ちょっと」