「あたしね?? 今まで…ふぅ
亮太と電話出来て幸せだっよ?」


これは 本当の気持ち。



「今まで…本当にありがとう。」

ちゃんと 伝えなきゃ!!

本当のあたしの気持ちを――…。


「亮太――…???」


あたしは 真っ直ぐ亮太の目を
見つめた―――…。



「っつ……大好き…だったよ??」

あたしは そういって
空き教室から出ていった…。



ふと 空を見上げると
真っ赤な夕焼けだった――…。

それは まるであたしの
ブルーな心を 赤く染めてくれるかのように……。


「さよならなら あたしの初恋…。」


あたしは そっと
輝く夕焼けに向かって呟いた。



◇END◇