『ふわあ〜…』
ピピピピピ!パン!
『今日わ、目覚まし時計より早く起きたあ!いいことあるかも!?♪嬉しいなあ。』なんて呑気にいってるのが佐藤藍である。階段を降り、お風呂場へと向かう。毎朝、髪を洗ってから学校に行くのが習慣だ。
じゃあーじゃあー…

髪を洗いさっぱりした
髪をドライヤーで
かわかし、制服をきる。
『うわあ!今日から着る制服やっぱかわいいっ』
藍が行く学校は、
白原高校という
共学の高校だ。

『お母さんいってきまあす!!』

『いってらっしゃい』

がちゃっ


『あ、りさ!おはよ!』
『あい、おはよ♪』
この子は、佐々木梨沙。
中学の時から仲良しで
高校も一緒。
とてもかわいい子で
中学のときも
モテてた♪
親友なんだあ。

梨沙と色んな話を
しながら、歩いていると
あたしは男の人にぶつかってしまった。

『きゃっ!ごめんなさい!』

見上げてみると
顔は、整っていて
黒髪。ピアスがついてた。
どきっ…

『別に。』
といってスタスタ歩いて いってしまった。

『藍!大丈夫?』
『大丈夫だよ!』
『よかったあ。ぢゃあいこっ♪』
『うん!』

あの人無愛想だなあ…


『藍!藍!クラス一緒だよ!』
『ほんと!?やったあ!』
『嬉しい!早く教室いこっ♪』

スタスタ…

がらっ

席につくと隣に
朝ぶつかった人が
いた。

やっぱりとても
かっこよく窓から
女の子達がキャー!と
しゃべっていた。

『今朝はどーも。』
と男が喋りかけてきた。
『い、いえ!名前なんていうの?』
『黒崎純平。あんたの名前は?』
『佐藤藍!』
『覚えとく。んぢゃ俺寝るから。』
『あ、ありがと!わかった!』

そしてあたしは
梨沙の元へ向かった。