「そんな睨まないでよ。 まぁ、仕方ないか。 言い方、悪かったね、謝る。」 「柘植さんの言葉はどこまで本心なのか分からない!!」 悔しくて気付いたら叫んでいた。 けど、止まらない。 「柘植さんは、笑顔も言葉も本当なのか・・・ わからない…」 最後は罪悪感にかられて声が小さくなってしまった。 昨日、ひとりぼっちのわたしを助けてくれたのは、確かに柘植さんだった。 柘植さんの優しさに救われたはずなのに・・ 「…ごめん、なさい。」 チラリと柘植さんを見ると、やっぱりいつもの笑顔。