ふと、視線を下にすると、雪柄模様の可愛い靴下。 「…かわいい。」 「ああ、これ。」 右足を少し上げる。 「もらい物だけどね。」 「・・・」 ・・・女の子、かな。 彼女? いや、でも結婚が云々言ってるし…? 「・・これはファンの子からもらったんだよ。」 「ああ!ファンの子ですか。へ―…」 なんだ・・ ファンかぁ・・ ―――ファン??! ガバッと顔を上げ、ツゲさんを見る。 クククッと笑っているツゲさん。