「こっち、バスルーム。
適当にタオル使ってい―から。シャンプーとかも勝手に使って。」


「ありがとうございます・・」



案内されたバスルームはやっぱりホテルみたいだった。



借りたシャンプーは聞いた事のない名前だったけど、ボトルからして高級感が漂っていた。


「わ… いい香り。」


大人っぽいのに、甘いような…今まで嗅いだ事のない、凄く素敵な香りだった。



シャワーを浴び、鏡を見て気付く。



「あ・・・メイク道具…」