…あ―ん、なんて生まれて初めてで、どうしたらいいのか。 柘植さんは固まったままのわたしを覗き込む。 「なっちゃん。 あ―ん、は?」 「はい!よくできました。」 ―――心臓が止まった、かも。 なにこのラブラブな感じ・・ 好きになっちゃダメとか愛情はないとか言ってるくせに・・ ジロリと柘植さんを睨む。 「おいしーね!」 ――――その笑顔、反則。