ドキドキ。

緊張と不安の眼差しで柘植さんを見つめる。



「―――んまぁっ!!!」



一口、カレーを食べた柘植さんは目をキラキラさせながら満面の笑みでわたしを見た。


「なっちゃん!天才!すっごく美味しい!」

目をキラキラさせながらもガツガツと食べ進めていく。


「サラダも美味しい!ん~最高だ!!」



・・なんか…

かわいい・・!



「なっちゃんは?食べないの?」


ふいに目が合ったのでドキンと胸が高鳴る。


「あ・・たくさん味見したらお腹いっぱいになっちゃって・・」


「そっかぁ。
かなり時間かけてくれたでしょ。本当に美味しい!


はい、あ―ん!」



目の前にはスプーンに乗ったカレー。


…え?

…えぇ??



「せっかくだから、一緒に食べたいじゃん?」



…え――?!