「ケント やっぱ行く。」 僕が泣いてた間 彩はフランスの文化を目一杯感じていたんだろう 彩の事だから 日本の友達の事や 僕の事なんて忘れっぱなしで 新しい世界を楽しんでたんだろう 1人で泣いてた僕が すごく小さい人間に思えた 「よし!行くぞー」 これくらい バチはあたらないよね? 急いで着替えて いつものカバンを肩から下げて 携帯は机の上に置いたまま ケントと家を出た