「わかりません。
でも、下の階の子が、ここの窓が割れたって。」
「今行く。」
マスターキーを持って、上に上がる。
「お前らは部屋に入るなよ?」
付いてきた、石動、二月姉妹に言う。
学園長、狭山、クリスはドアが開くのをジッと見ている。
「開きました。
俺が先に行きますね。」
幸大が部屋に入ると、そこは…
「何だこりゃ!?」
部屋中に無数の爪痕があった。
部屋で獣が暴れたみたいだった。
「ここの部屋の持ち主は?」
外に出て女生徒に訊く。
「じ、神宮寺さんでした。」
「そう、通りで何もない部屋だと思ったわ。」
学園長が出てくる。
「何かあったんですか?」
石動が訊く。
「何があったかは解らないが、何かあったんだ。
とにかく、お前らは部屋に戻れ。
この部屋への立入は禁止だ。」
再び、壊された部屋に戻る。
「イタズラ、ですか?」
狭山が訊く。
「人間業ではない、ってところです。」
「シショー!?
これ!」
クリスが手に毛を持っている。
「毛?」
「シショー、わんちゃんの毛です!」
「あの、狼の?
でも、あの狼の仕業なのか?」
学園長が考え込む。
「学園長、何か知ってるんですか?」
幸大が訊く。
「もしかしたら、と言ったところね。」
でも、下の階の子が、ここの窓が割れたって。」
「今行く。」
マスターキーを持って、上に上がる。
「お前らは部屋に入るなよ?」
付いてきた、石動、二月姉妹に言う。
学園長、狭山、クリスはドアが開くのをジッと見ている。
「開きました。
俺が先に行きますね。」
幸大が部屋に入ると、そこは…
「何だこりゃ!?」
部屋中に無数の爪痕があった。
部屋で獣が暴れたみたいだった。
「ここの部屋の持ち主は?」
外に出て女生徒に訊く。
「じ、神宮寺さんでした。」
「そう、通りで何もない部屋だと思ったわ。」
学園長が出てくる。
「何かあったんですか?」
石動が訊く。
「何があったかは解らないが、何かあったんだ。
とにかく、お前らは部屋に戻れ。
この部屋への立入は禁止だ。」
再び、壊された部屋に戻る。
「イタズラ、ですか?」
狭山が訊く。
「人間業ではない、ってところです。」
「シショー!?
これ!」
クリスが手に毛を持っている。
「毛?」
「シショー、わんちゃんの毛です!」
「あの、狼の?
でも、あの狼の仕業なのか?」
学園長が考え込む。
「学園長、何か知ってるんですか?」
幸大が訊く。
「もしかしたら、と言ったところね。」

