「master!」

クリストファーが幸大に駆け寄る。


「じゃあ、幸大君、貴方の説明とかは大体しといたからよろしくね。」

「学園長は何処に?」

「クリストファーの入国手続きと永住権の取得。」


「入国手続きって入国する時に必ず必要…」

「それは内緒。

じゃあね。


それから、幸大君はマスター、私はボス、

その他はティーチャーって呼ばせてるから。」

そう言い残して学園長は去っていった。

「そうだ、英語の先生なら、」


立ち上がり目を合わそうとする。

「え?」

英語の教師が全員目を逸らす。


「岡田先生、英語の先生が必ず英語を喋れるとは限らないんです。」

狭山が静かに話す。

「Where?」

「何を探してるんだ?」

「Where?」

「What?」

「my desk」

「this」


幸大が狭山とは反対の机を指差す。


「♪」

「クリストファーって何か子供みたいだな。」

「What?」

「how old are you?」

「18,till August」

「何か見えないな。」

「What?」

「子供…とは言えないよなさすがに。

えっと、

christfar is very pretty」


<クリストファーはとても可愛いな>


クリストファーの顔が赤くなる。