Blood smell 2

「シュルドが到着した。
よって
お前を生かしておく意味はなくなった。」


皇帝が吐き捨てるように
言い放つ


わかっている
自分がもう殺されることは

でも
最後に修二の事を確認したい


ごくりと生唾を飲み込んで
私は口を開く


「修二は無事ですか…?」


「命はある。
シュルドはあれで皇族の血を引く
由緒正しき血筋。

殺しはしない。」


教皇の言葉に
私は安堵の息をこぼした


良かった…
修二は殺されない



「ただ
死よりも辛い罰を
半世紀にわたり受けてもらう。」


え?!


死より辛い罰…?


「これは我々の世界の掟。
シュルドも覚悟の上だと…
先ほど大人しく鎖に繋がれた。」


皇帝の言葉は
大きな岩の様に
ずしり…と私の胸に圧し掛かった