Blood smell 2

そして
その場に倒れこむ


そんな私を
その場にいた全員が楽しそうに
害虫でも見るように
嘲笑っている


その光景が
何だか悔しくて

それでも
痛みには耐え切れず

私は床にひれ伏し
もがいた


「それくらいにしたらどうだ。」


その時
凛と澄んだ声が飛んだ

金髪の男の声とは違って
全く感情を感じさせない
凍るような
突き刺さる鋭い響き

金髪の男は
ため息をひとつ残して
手のひらを下げる


すると

私を襲っていた
激痛が嘘みたいにひいていく

「ゴホッゴホッ…」

それでも胸のあたりが苦しくて
むせ込むと
口の中が鉄くさくなった