泣き虫Memories

『え、あ、あの・・・。』
どうしよう。
おじいさんは、僕がなにか言いたそうにしているのに気付いたのだろう。僕の顔をじっと見ている。

どうしよう。どうしよう。
僕が聞きたいことなんか、ひとつしかないじゃないか。
『えっ、と・・・。お、おじいさん。』
教えてください。

『パパとママはどこにいるんですか・・・?』