little girl




――途端に、


せきを切ったように

ぼろぼろ、ぼろぼろ、
わたしの瞳から
大粒の涙が溢れ出す。



…最初は、声を殺して
泣いていた。


けれど、だんだん
嗚咽が止められなくなって…

溢れる涙を我慢せず、
体の外へ、出した。



号泣するわたしの隣で、

彼は変わらず、
優しく頭をなでてくれた。



二人のうしろを、
一すじの風が…



通り抜けた。